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木更津教会の礼拝と説教

木更津教会で毎週日曜日午前10時半より行われている礼拝の説教を掲載しております。

  題目「「天国を成せる人」 2012年4月29日   教会長   

訓読 (霊界の実相と地上生活)

天国は、神様の子女であることを認められた者たちが集まった所です。彼らが天国の主人です。天国の実現は、自分の思いと行動が、ただ自分のためのものではなく、「ために生きる人生」を生きようとする思想を持った者たちによりなされるのです。天国では、どんなことをするのでしょうか。誰かのために、あるいは誰かのゆえに行うのではなく、自らの謙虚な姿で行動する所であり、行動の発露が生じる所なのです。天国には、囲いがあるでしょうか。「来い」と言う者がいたり、「行け」という者がいる所ではないのです。誰かが命令する所ではなく、自ら神様の息遣いを知って、行動する所なのです。

説教骨子】

天国に行くためには
私たちは誰もが例外なく霊界というゴールに向かって人生を生きています。霊界天国に入るにはどうしら良いのでしょうか。マラソンは42.195kmを完走しなければゴールをすることができません。道を間違えたり、途中で挫折したりすればゴールにはつけないのです。マラソン選手が2時間少々であの長距離を完走するには相当な準備や練習が必要です。これと同じように、人生も霊界天国というゴールにたどり着くように人生設計をしなければなりません。世の中には人生設計をお手伝いするファイナンシャルプランナーという職業があります。個人の資産を基に住居・教育・老後など将来のライフプランニングに即した資金計画やアドバイスを行う運用のプロです。
ファイナンシャルプランナーは生きている人間生活のみに焦点をあてたアドバイザーですが、文先生は、私たちを霊界天国に導いてくれる救世主としてのアドバイザーでもあります。
文先生の御言葉には、「天国に行こうとする人は神様を頼ろうと人であり、天国を築ける人は神様の頼りとなっていこうとする人である」という御言葉があります。誰もが霊界天国に行くことを願いますが、天国はどのような人生を生きたのかによって決まると言います。文先生の御言葉によると、霊界天国に入るには神様の頼りになるような人生を生きる必要があると指導されます。
そして、統一教会の存在する理由は、この地上に神の国を建てることにあります。地上天国を実現してこそ、霊界天国もあり地上天国の実現なくして霊界天国だけを願っても意味がないのです。

二つの奇跡
この時代に生まれた人たちは人類歴史の中で特別な時代に生きている人たちです。何が特別であるかというと、第一に、真の父母様が誕生された時代に生きているということと、第二に、真の父母様としてご聖婚がなされ、真の父母が立つことによって直接的に神の血統に転換されたという二つの奇跡の恩恵を受けています。
イエス様は新郎の立場で来られましたが、新婦をもらうことが出来ず真の父母になれませんでした。真の父母様の使命は、イエス様がなせなかった堕落人間をサタンの血統から神の血統へ重生するために来られまのです。これが私たち統一教会でいう祝福というものです。真の父母様がご聖婚されなければ、祝福もなかったのであり永遠に私たちはサタンの讒訴圏から逃れることができませんでした。 
今年は、真の父母様ご聖婚52周年を迎えました。52数をいう数字には特別な意味があります。一年間は52週で表現しますが、また、5と2を足すと7になります。7数は真の愛の数です。人間関係は6つの関係が基礎となっています。上下、左右、前後関係の均衡が中心点まで合わせて全部で7数です。神様を中心として完全な真の愛で一つになったとき調和した家庭が現れるようになります。ですから、7数をラッキーセブンと言うのです。7は真の愛、すなわち為に生きる愛を意味します。

5つのパンと2匹の魚
福音書にはマタイ、マルコ、ヨハネ、ルカの4つの福音書がありますが、その中で、五つのパンと二つの魚の話は、4つの福音書に共通して出てきます。この話は非常に意味を持って聖書に書かれていると見ることができます。
伝道活動から帰ってきた弟子たちを慰労させようよとしたイエス様は、ガリラヤ湖の反対岸にあるベトサイダという人里離れた所に行くことになりました。ところが、岸はイエス様を待ち受ける大勢の人で埋め尽くされていました。群衆がいれば御言葉を語るイエス様でしたが、夕暮れ時となったので弟子たちはイエス様に人々を家に帰したらどうかと提案しました。見回すと群衆の数は大人だけで5,000人、女子供を入れれば1万人はいました。ところが、意外にもイエス様の答えは「行かせることはない。あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい。」というものでした。弟子たちは、イエス様の御言葉に驚きましたが、ペテロの弟のアンデレが、群衆を食べさせようとされるイエス様の心を知り、少年が持って来た五つのパンと二匹の魚をイエス様のところに持って行きました。するとイエス様は、アンデレが持って来た五つのパンと二匹の魚を祝福され、五千人をお腹いっぱい食べさせ、パンくずが十二かごに一杯になるまで豊かなものにされました。五つのパンと二つの魚でどうやって五千人以上の人々を食べさせるのでしょうか?このパンくずは、食物としてのパンのことだけを言っているのではなくて、心の食べ物としての霊的糧つまり、神の愛である御言葉を意味します。
この聖句は、いろんな解釈をすることができますが、マタイ福音書の中には、イエス様が40日断食後、サタンに試練される場面があります。サタンは空腹になられたイエス様に、「もし、あなたが神の子であるなら、この石をパンに変えてみよ」と語り、イエス様は「『人はパンだけ生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言葉で生きるものである』と書いてある」と申命記8章8節の御言葉を引用されて答えられました。つまり、五千人を食べさせたパンとは食物のパンではなく、永遠の命としての福音すなわち「み言」に彼らの空腹を満たすことが出来たと解釈をすることが出来ます。ヨハネ6章27節には、「永遠の命に至る朽ちない食物のためにあなた方は働くがよい」という聖句があります。イエス様自身が永遠の命に至る道でありパンそのものであります。

真のご父母様が突然3万名を集めた大会をされる
 真のお父様は、米国から韓国に帰る途中の飛行機の中から特別な指示をされました。4月21日に今日の19時から清平ワールドセンターに韓国のすべての食口を集合させて3万人の大会をするというものでした。開始10時間前の指示でしたが、雨にも関わらず韓国中から食口が集まってきました。大会は夜10時半まで続きました。お父様は永遠の命に責任をもって御言葉を語られるのです。永遠の命に至る御言葉が人々を生かすのです。
イエス様の時代には弟子たちが福音のみ言を語って全人類を生かすようにイエス様は望みました。今日私たち統一食口が全人類にみ言を伝え、この世界の人類を生かすために神様の手足になって欲しいと真の父母様は願われるのです。

天国を成せる人
天国に入ろうとする人は天国には入れず、天国を成そうとする人が天国に入るようになります。私たちは日本と世界を生かすために5と2に象徴される7数の意味を持つ真の愛を実践し、天国を成せる人にならなければなりません。
天国に住む人は謙虚な姿で行動する人です。言われたから行動する人は天国に入れません。自ら神様の息遣いを知って悟って行動する人こそ神様は望まれるのです。神様に頼ろうとするのではなく、神様の痛みを知って、神の頼りになれる人を目指しみ言を実践する者となりましょう。




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